よねもちより

すべてはより良く生きるために

雨と私

雨の音で目が覚めた。

 

久しぶりの雨だったから、昔の友だちに会った気分になって、

ちょっぴりうれしかった。

 

開いた窓から爽やかな雨と冷たい風をかんじた。

 

ここちいい朝だった。

 

思えば、雨がふると濡れてびっしょりになったりするから

あまり歓迎されないものではあるけれど、

 

「今日は雨ですね」「そうですね」「早く晴れにならないかなあ」「そうねえ」

「私、雨がすきなの」「え、そうなの?」「うん」「私はちょっと苦手かなあ」

 

雨は、私たちに会話の種をまいてくれる素敵な存在だと思うんだ。

 

高校を卒業して、大学に入って、広い世界を知って、自分が今まで見ていた世界の狭さに戸惑って、たまにすこし孤独になって、ちょっぴり嫌になって、それでもがんばって生きたくて。

 

そんな私に癒しを与えてくれた今日の雨。

 

ありがとう。

 

よねもちより